労働・環境・社会医学+(プラス)

臨床医学で欠如しがちな労働・環境・社会的要因を考察します。また、私的な日記のようなものも書きます。

看取りとは/PCを入れ替える

ミチバ

・最近ツンドクだった↓の本をやっと読み終えました。



・グリーフケアについて書かれていますが、対話形式で読みやすかったです。最後にきちんと参考文献も書かれており、入門書によいのではないかと思います。私自身医師として多くの患者さんがお亡くなりになるところ(正確には亡くなりそうになってから亡くなるまで)に立ち会い常日ごとから思っていたことがかかれていました。それは、看取りという考え方の「ずれ」について。本書、p134の最初に赤字で書かれている「亡くなる瞬間に、『その場にいた』ことが看取りではなくて、その方の『向き合ってきた過程』、あるいは『向き合おうとしてきた気持ち』こそが『看取り』の本質ではないかということです」ということです。この前のページに「普段交流のない親戚が病院にかけつけて臨終に立ち会ったことを、『看取りができて良かった』とする話がある一方で、毎日のように足を運んでいた家族が最期のタイミングに居合わせられなかったことを、『看取れなかった』と言って、何年も後悔されているという話も聞いてきました。私には、何かがずれているような気がしてならないのです」とあります。そういうシチュエーションって、時々ありますよね。

・私事ですが、母をグループホームで亡くしました。亡くなる日一緒にTVを観ていて、これは危ないなと思い一旦家に帰って泊まる用意をして戻ってこようとおもって、家にかえったら、亡くなったという知らせが来ました。死に目には会えなかったのですが、そんな心的外傷になるようなダメージは無かったですね。それよりも、よくぞここまで施設でみていただいた職員の皆様への感謝の念がありました。


以下日記

・本日7/27(日)はお休みで8時起床。1日中掃除、資料の整理をしておりました。午後から壊れかけのPCを新しいものに変えました。まだ、すべてのソフトウェアを入れなおしていませんが、最小限のことはできるようになりました。こういう時、CDやDVDに入ったソフトよりダウンロードできるソフトが良いですね。ただ、古い自分はダウンロードというこということが十分信頼できないのです。

・夕方40分くらい私の住む部落の寄り合い。主にお祭りのことでした。なかなか担い手不足で困っている状態。私も心の中では協力したいのですが、いつ病院から呼び出されるかわからないので積極的にかかわれないのでした。

・もうちょっとしたら寝ます。寝ながら本が少し読めるでしょうか?

25年来の慢性骨盤痛に当帰芍薬散が奏効したという報告/某セミナーで広島へ

ミチバ

・私、職業性頸肩腕障害や振動障害等慢性疼痛の職業性疾患を診る機会がありますが、なかなかよい手立てがありません。で、今年から月1回某セミナーにかよって、慢性疼痛の治療法を勉強しております。

・今日J-stageをみていると↓のような短報があったのでシェア。


25年来の慢性骨盤痛に対して当帰芍薬散が奏効した1症例

杉村 翔, 木村 哲朗, 御室 総一郎, 中島 芳樹

日本ペインクリニック学会誌/32 巻 (2025) 3 号

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjspc/32/3/32_24-0055/_article/-char/ja

抄録が無いので、「はじめに」を貼り付けておきます


I はじめに

女性の慢性骨盤痛症候群(chronic pelvic pain syndrome:CPPS)は,日常生活に支障をきたす程度の痛みが骨盤領域に6カ月以上続き,それが月経周期,妊娠,外傷,骨盤内手術に関連しないものと定義される1).今回,長年の治療にもかかわらず改善しなかったCPPSに対して東洋医学的診察を行い,処方した当帰芍薬散が著効した1症例を経験した.


・25年も続いた慢性疼痛がお安い漢方薬で良くなって、本当に良かったですね。ちなみに、当帰芍薬散の薬価は、ツムラだと1g15円、常用量が7.5g/日なので、1日約113円ですね。最近、いろいろお高い薬がでていますが、このように安価な薬で患者さんの苦しみがとれるとは、素晴らしいことです。


cf. 当帰芍薬散について


以下日記

・本日7/26(土)は、7時半起床。9時半までダラダラ。それから配偶者と車で広島へ。いつも駐める広島駅北側の駐車場がなくなっておりビックリ。すぐ近くの駐車場に回りましたが、ゲートがなくてここは無料か?と思いましたが、監視カメラで入ってくるのが記録され、出るときにお金を精算するようになっていました。ハイテクについていけません。でも、この機械が故障したらどうするのかなと思ったりして。

・広島駅のエキエで昼食、その後福屋へ。それから私はセミナーへ、配偶者はコストコやイオンでお買い物。18時に落ち合って、20時過ぎに帰宅しました。車の中でコストコで買ったホットドッグや巻き寿司を食べて、それが夕食。現在アルコール飲みながら、このブログを書いております。

・明日は、1日何もなく一つには、壊れかけのPCを新しいのに取りかえる作業といろいろたまっている作業や掃除をします。それで終わると思っていたら、夕方に臨時で地域の寄り合いがあると回覧板が回ってきておりました。若い人って、回覧板って分かるかな?

・もうちょっとしたら寝ます。寝ながら本を読むのが昔の楽しみでしたが、最近は読めません。今日はちょっと読めるかな???


FYI:総説論文 DOHaDの視点から見た肥満と糖尿病の発症機序とその先制医療

ミチバ

・熱心な読者なら覚えておいででしょうが、私が公衆衛生の母子保健の講義の時、

DOHaD(ドーハッド)という言葉を覚えてもらうのに、キャラメルコーン→東ハト→ドーハッドと紹介したが、思いっきり滑ったことを。

・ところでDOHaDってそもそも何よ?という方に↓の論文をご紹介


DOHaDの視点から見た肥満と糖尿病の発症機序とその先制医療

橋本 貢士

日本臨床栄養学会雑誌 45(4):194-205,2023

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjscnut/45/4/45_194/_pdf/-char/ja

内容抄録 

Developmental Origins of Health and Disease(DOHaD)学説は,胎生期や乳幼児期の様々な環境が成人期の健康および疾病の罹患に大きな影響を与えるという考え方である.多くの疫学および基礎研究から,母体の妊娠期から授乳期にかけての低栄養および過剰な栄養摂取が,子の成長後において肥満や糖尿病の発症リスクを高める可能性が示唆されており,DOHaD学説の正当性を裏つけている.肥満と糖尿病に関するDOHaDの分子メカニズムとしては,エピジェネティクスを介した代謝プログラムの変化が想定されている.すなわち胎生期や乳幼児期の栄養不足もしくは過多は,代謝関連遺伝子の発現様式に変化をもたらし,成人期における代謝状態に影響を及ぼすと考えられる.したがって妊娠期および授乳期の母体の栄養状態を適切に管理することで,子の健康や将来の成人期の疾患リスクを低減することが期待される.DOHaD学説に基づいて,一個人の人生全体を時間的に俯瞰した包括的医療としてのLife-course medicineが肥満や糖尿病の先制医療として期待される.


・内容の多くが遺伝子、生化学のことがかかれていて、なんのこっちゃという感じですが...


以下日記

・本日7/23(水)は、5時半起床。"Causal Inference: What If"を読みました。その後出勤し、午前外来、午後カンファレンスを挟んで病棟回診。帰宅は18時20分でした。後は、ルーチン(猫にエサ、花に水やり、入浴、夕食)をこなし、某学会の監査報告書を完成させ、そののち上記論文を読みました。既に睡魔がすごいです。22時過ぎには寝るでしょう。

・明日は午前外来、午後公害健康被害認定審査会、夜は"Causal Inference: What If"のZOOMでの勉強会です。