労働・環境・社会医学+(プラス)

臨床医学で欠如しがちな労働・環境・社会的要因を考察します。また、私的な日記のようなものも書きます。

この時期高熱と意識障害だからと言って何でも熱中症と考えてはダメよ/アルコールの伊良コーラ割でヘロヘロ

ミチバ

・本日7/19(土)は、ゆっくりと7時30分起床。午前中は、たまっている雑務をいろいろこなしておりましたが、全然片付きませんね。

・午後からは岡山市へ行って日本医師会認定産業医の研修会。その中で熱中症対策の話を聴きました。で、帰ってJ-stageみていたら↓のような論文があり、今回のブログの記事といたしました。


熱中症と診断され救急搬送された胸鎖乳突筋炎,急性腎障害を随伴した Lemierre症候群の1例

長見 晴彦, 田原 英樹, 瀬下 達之, 佐藤 博, 廣瀨 昌博, 新垣 昌利, 小黒 浩明

島根医学/45 巻 (2025) 1 号

https://www.jstage.jst.go.jp/article/shimaneigaku/45/1/45_50/_pdf/-char/ja

抄録
症例は70歳,男性。高熱,意識障害を伴った熱中症の診断にて当院へ救急搬送された。精査の結果,高CPK血症を伴う左胸鎖乳突筋炎を併発した左内頚静脈化膿性血栓性静脈炎(Lemierre症候群)と診断した。自験例は高度炎症反応,中等度肝機能障害,急性腎障害を認め血液培養にてFusobacterium necrophorum(Fn)を確認した。また頸部MRIにて左胸鎖乳突筋炎,左内頚静脈内血栓を認め,頸部超音波検査にて左内頚静脈内に血栓様のモヤモヤ像を認めた。自験例は咽頭扁桃腺炎を認めなかったが初期治療としてアンピシリン(ABPC:4g/日)を7日間投与後にメロペネム(MEPM)1.5g/日及びミノサイクリン(MINO)200mg/日を10日間投与した。またヘパリン,ワーファリンによる抗凝固療法後にエドキバントシル30mg/日による抗血栓療法を行った。抗生物質投与により炎症反応は漸次軽快し,経過中に高CPK血症によるミオグロビン尿,急性腎障害を認めたが補液にて軽快した。


・震災のため車の中で寝泊まりしている方が、肺塞栓になって、それは「エコノミークラス症候群」と単純に考えてはダメなのと一緒。(ひょっとしたら被災者=患者さん、癌をもっていたかもしれません).確率的には高くても、他疾患も鑑別に挙げないと誤診してしまうという例ですね。



既に、日記の様になっておりますが、以下日記

・産業医研修会が終わったら岡山駅構内の成城石井でビール、ノンアルコールビール、伊良コーラ等買って帰路へ。19時過ぎ帰宅しネコたちにエサやって花に水やってお風呂入って夕食でした。で、久々にアルコール飲んで、このブログを書いております。350mLの「一期一会」という麦酒飲んで、その後ジン、ウイスキーの伊良コーラ割を飲んでおります。で、もうヘロヘロなので、22時には寝ます。

突撃訪問と講義終了

ミチバ

・7/14,15,16は通常の仕事をしておりましたが、16日の夕方は、看護師さん、MSWさんと3人である患者さん宅を訪問。外来受診を中断され何回も受診を促していた人ですが、受診されず。薬だけほしいと息子さんに電話を病院にかけさしていました。先週看護師さんに訪問に行っていただいたのですが、家の中には入れてもらえず玄関で息子さんとお話ししたのみ。仕方ないので、今回の訪問となりました。最初は玄関で息子さんとのお話だけで終わりそうでしたが、何とか粘って私だけ入れてもらい、その後看護師さんにも来てもらい、その後にMSWさんにも来てもらって、何とか訪問診療をする話となりました。私は、もともと淡泊なほうで、患者さんがイヤといわれればあまり無理強いしないのですが、今回は他の二人も来ているので、何とか粘ってみました。最初は、ダメだろうと思っていたのですが、何とかなるもんですね。まあ、患者さんとは10年以上の付き合いだったので...

・その他は早朝と帰宅後公衆衛生の講義(学校保健、産業保健、災害保健)の準備をひたすら。これらを90分のうちに話すという「無理難題」。で、7/17(木)の午後講義は終了しました。帰宅後ちょっと寝て20時30分から22時過ぎまでZOOMで"Causal Inference: What If"の勉強会(生存分析)。分からんなりに、ためになるなぁという感想。その後精神が高ぶっていたのでしょうなかなか寝付けず0時スギにベッドへ。

・本日7/18(金)は、ゆっくり6時に起床。ちょっとグリーフケアの本を読みました。で、出勤し午前外来、午後回診。で、かえりに最近できた玉島のマコズカフェというところへ行ってかき氷。結構大きくて、お腹にこたえました。

・帰宅後、この1週間の「仕事」(と、多分暑さ)がこたえて全身倦怠感あり。夕食も食べる気がせず。で、お風呂入ってこのブログ書いております。これからほんのちょっとだけ筋トレ(と言ってもPushupのみ)して、22時前にはサッサと寝たいと思います。

・明日は、岡山(市)で、産業医研修会です。

ガイドラインがあることと、ガイドラインが知られていることと、ガイドライン通り行われていることにはそれぞれギャップがある/私の好きなことば2

ミチバ

・公衆衛生の講義をするため、当然のことながら猛勉強(?)をしているわけですが、母子保健で「B型肝炎母子感染防止事業」というのを知りました(ひょっとして、思い出しました?)これが、100%カバーされているのかな?という疑問がありましたが、↓のような文献がありました。


 HBV陽性妊婦とその出生児における母子感染予防策の実施状況と他科連携の評価

梅木 清孝, 島田 紀朋, 秋田 英理, 田村 周甫, 前嶋 恭平, 伊藤 峻, 石山 涼子, 佐藤 晋一郎

肝臓 66 巻 7 号 275―281(2025)

2010年から2023年に当院で出産したHBs抗原陽性妊婦41例とその出生児を対象に母子感染予防実施状況について評価した.調査項目はHBe抗原,ALT,HBV-DNA測定率,消化器内科への紹介率,HBIGおよびHBワクチン接種率,出生児のHBs抗原・抗体検査実施率とした.結果,HBe抗原,ALT,HBV-DNAの測定率はそれぞれ98%,88%,82%であったが,消化器内科紹介率は51%に留まっていた.HBIGおよびHBワクチン接種率はそれぞれ100%,94~100%と良好であったが,接種後のHBs抗原と抗体の測定率はそれぞれ75%と86%に留まり,一部で最終確認の不足が認められた.母子感染例を1例認め,産科と消化器内科の連携不足が影響したと考えられた.本研究は母子感染防止事業の有効性を支持する一方で,さらなる改善には関係各科の連携強化が必要であることが示唆された.

https://www.jstage.jst.go.jp/article/kanzo/66/7/66_275/_article/-char/ja


・ここでは1病院の話ですが、全国的にはどうなんでしょうね?

・ところで、以前肺の結節影のfollowについてのガイドラインについて調べていたとき、ガイドラインの問題は、それが知られていないことというようなことを書いていた文献がありました。確かにそうでしょうね。現在山のようにガイドラインが作られており、それを全てfollowするのは無理です。内科学会誌では、「診療ガイドラインat glance」というよなシリーズがあってガイドラインを紹介してくれてますが、多分追いつきませんね。

・それから、ガイドラインが知られていてもその通り行われているかどうかわかりませんね。ただ、ガイドラインはあくまでもガイドラインであって、絶対こうしないといけないといういうものではありません。ただ、ガイドラインはそれなりの根拠を持って推奨しているわけですから、それに従わない理由をきちんとお医者さんが説明できないといけませんよね。

・私が反省するのはC型肝炎の内服の治療薬ですね。TVで専門の先生がこの薬の残念なところがあるとか言われていて、CMのあと、それはこういう薬が知られていないことと言われていました。私は、その薬が治験されているのは知っていましたが、既に保険適用になっているとは知りませんでした。恥ずかしい限りですが、やはり専門外になるとこういうものなんですね。医学雑誌をきちっとみて、薬屋さんの宣伝にも耳を傾けるということをしないといけませんね。


以下日記

・昨日7/11(土)と本日7/12(日)はほとんど同じ生活。1日中公衆衛生の講義の準備をして夕方草を刈って汗ダクになり、お風呂入って夕食摂ってアルコールを摂取したということです。

・講義の準備をしていて、過去の自分のパワーポイントのスライドをみて、ああ、昔はこういうことをいっていたなぁと思い出しました。

 自己紹介で自分の好きな言葉をいくつか書いていたのですが、好きなことばその1はまじめに、その2は冗談で、書いていました。その2とは、

 棚からぼた餅 左うちわ 一攫千金 勝てば官軍

でした。さすがに熟女とは書いていなかった(言葉というより人ですね)。 

・結構酔っ払った(と言っても独歩の缶麦酒250mLとシャンパン少々、ウイスキー、ジンのジンジャエール割りはほんの少しだけ)ので、そろそろ寝ます。今日残念だったのは、ちょっと前(大分まえ?)に届いていた高校の同窓会報みたら、同じ学年の同窓会が今年もあるのですが、金曜日で出席できないこと。私のために2回目の同窓会してくれんかな?