・公衆衛生の講義をするため、当然のことながら猛勉強(?)をしているわけですが、母子保健で「B型肝炎母子感染防止事業」というのを知りました(ひょっとして、思い出しました?)これが、100%カバーされているのかな?という疑問がありましたが、↓のような文献がありました。
HBV陽性妊婦とその出生児における母子感染予防策の実施状況と他科連携の評価
梅木 清孝, 島田 紀朋, 秋田 英理, 田村 周甫, 前嶋 恭平, 伊藤 峻, 石山 涼子, 佐藤 晋一郎
肝臓 66 巻 7 号 275―281(2025)
2010年から2023年に当院で出産したHBs抗原陽性妊婦41例とその出生児を対象に母子感染予防実施状況について評価した.調査項目はHBe抗原,ALT,HBV-DNA測定率,消化器内科への紹介率,HBIGおよびHBワクチン接種率,出生児のHBs抗原・抗体検査実施率とした.結果,HBe抗原,ALT,HBV-DNAの測定率はそれぞれ98%,88%,82%であったが,消化器内科紹介率は51%に留まっていた.HBIGおよびHBワクチン接種率はそれぞれ100%,94~100%と良好であったが,接種後のHBs抗原と抗体の測定率はそれぞれ75%と86%に留まり,一部で最終確認の不足が認められた.母子感染例を1例認め,産科と消化器内科の連携不足が影響したと考えられた.本研究は母子感染防止事業の有効性を支持する一方で,さらなる改善には関係各科の連携強化が必要であることが示唆された.
https://www.jstage.jst.go.jp/article/kanzo/66/7/66_275/_article/-char/ja
・ここでは1病院の話ですが、全国的にはどうなんでしょうね?
・ところで、以前肺の結節影のfollowについてのガイドラインについて調べていたとき、ガイドラインの問題は、それが知られていないことというようなことを書いていた文献がありました。確かにそうでしょうね。現在山のようにガイドラインが作られており、それを全てfollowするのは無理です。内科学会誌では、「診療ガイドラインat glance」というよなシリーズがあってガイドラインを紹介してくれてますが、多分追いつきませんね。
・それから、ガイドラインが知られていてもその通り行われているかどうかわかりませんね。ただ、ガイドラインはあくまでもガイドラインであって、絶対こうしないといけないといういうものではありません。ただ、ガイドラインはそれなりの根拠を持って推奨しているわけですから、それに従わない理由をきちんとお医者さんが説明できないといけませんよね。
・私が反省するのはC型肝炎の内服の治療薬ですね。TVで専門の先生がこの薬の残念なところがあるとか言われていて、CMのあと、それはこういう薬が知られていないことと言われていました。私は、その薬が治験されているのは知っていましたが、既に保険適用になっているとは知りませんでした。恥ずかしい限りですが、やはり専門外になるとこういうものなんですね。医学雑誌をきちっとみて、薬屋さんの宣伝にも耳を傾けるということをしないといけませんね。
以下日記
・昨日7/11(土)と本日7/12(日)はほとんど同じ生活。1日中公衆衛生の講義の準備をして夕方草を刈って汗ダクになり、お風呂入って夕食摂ってアルコールを摂取したということです。
・講義の準備をしていて、過去の自分のパワーポイントのスライドをみて、ああ、昔はこういうことをいっていたなぁと思い出しました。
自己紹介で自分の好きな言葉をいくつか書いていたのですが、好きなことばその1はまじめに、その2は冗談で、書いていました。その2とは、
棚からぼた餅 左うちわ 一攫千金 勝てば官軍
でした。さすがに熟女とは書いていなかった(言葉というより人ですね)。
・結構酔っ払った(と言っても独歩の缶麦酒250mLとシャンパン少々、ウイスキー、ジンのジンジャエール割りはほんの少しだけ)ので、そろそろ寝ます。今日残念だったのは、ちょっと前(大分まえ?)に届いていた高校の同窓会報みたら、同じ学年の同窓会が今年もあるのですが、金曜日で出席できないこと。私のために2回目の同窓会してくれんかな?